Author:店長 グローバル・ブックスへようこそ!店長の阿南です。
☆ 中学生の勉強法 基本マニュアル 【ゼロからの特進講座】 配送版 ☆ 日経225先物メールニュース プラチナプラス会員(特別価格)
この人と友達になる
本当におもしろい小説を書く人です。この人の他の作品も読んでみてください。
日本人にとってはほとんど親しみがないパナマ。もちろん「パナマ運河」くらいは知っているだろうが、実際に白地図を見せられて「パナマはどこか?」と聞かれて正解できるのは、ごくごく僅かだろう。パナマと聞いて忘れてはならないのはアメリカのパナマ侵攻と撤退。それがパナマに、そして周辺諸国にどのような影響を及ぼしたのか詳しく書いてあり、教養を増やすことができる。
ストーンは同業者の007のような現実離れしたスーパー・スパイではない。ミスも犯すし、銃も排出不良を起こす始末。情緒も不安定である。そんな、物凄く人間臭いストーンだからこそ、余計に親近感が湧いてしまう。そこが本シリーズの魅力だ。
ストーリー展開も秀逸だ。一見、無関係なことが最後には一つにまとまっていく。小説だから当然のことではあるが、ばらばらの事柄も、きちんと読者が推理すればつながりを予測できるという点がすばらしい。(但し、それなりの勘と推理力を必要とするが。ちなみに私にはわからなかった。)また、トリックにあたる部分も、前半部を読んだだけではオカルト的なホラーなのかと思わせるが、後半部で説明のつく落ちが用意されている。 全ての要素が抜群に素晴らしい。ミステリーとしては最高クラスに分類されるだろう。星が4つの理由は、描写の臨場感が生理的に受け付けない類のものであったため、じゃっかん気持ち悪すぎ、減点させてもらった。
それにしてもニコの存在は光ります。果たして彼がどんな存在なのかは6巻の最後に分かるのですがそれまで彼は本当に謎の少年です。
でもこっちが無事に済んだらあっちが問題にと練と千華子はどんどん試練に巻き込まれちゃいますよね。
手に汗握る5巻でした。
このベルリの秋は史実というよりは、東と西の体制に阻まれる2人恋愛が書かれている作品で、作品自体の格の高さではプラハの方が上と思いますが、こちらのシルビアの方が人間味があり親近感を持って、また、シルビアの亮介に対する一途な思いに涙し、その亮介との運命に圧倒されながら、一気に読んでしまいました。
波乱を乗り越え、作品の終盤にシルビアが亮介と出逢ったころを回想するシーンが出てきますが、ここを読むとまたプラハの春を読みたくなるという恐ろしい事態(笑)に陥ってしまうくらい、プラハもベルリンも何度も読み返した作品です。
「RED HARVEST」では一人称記述でしたが、今回は三人称で記述されておりスペードや登場人物の内面は行動を通して窺うことしかできなくなります。ドライな書き方といいハードボイルドの完成品として申し分ないものでしょう。安易に人生観や感情を吐露することなく行動で語りかけてくる姿は強く印象に残ります。
ハメットは作品を発表した時期が限定されていて、しかも日本では他の作品がなかなか手に入らない作家ですが、それでもサム・スペードという名前を人々の心に刻み込んだそのエネルギーには驚きを禁じ得ません。
モデラー心理というのは建築の世界と確かに密接に隣接しているのだろう。同じ理系学部に入っても建築に入れば毎日毎日デッサンと造形の繰り返しらしい。確かに立体的に物体を創造するということが建築なのだろう。よって、モデラーたちの心理分析にはなるほどと唸らされるウンチクが本作からは溢れている。特に完璧にプロトタイプをスキャンしたいという心理の分析は特に秀逸だ。
閑話休題。森ワールドは実に明るい。同じ首無し死体を扱っても法月綸太郎の『生首に聞いてみろ』とは大分違う。この明るさが人気の秘密だな、とか思う。セリフ的には萌絵の同級生の金子君のセリフが光っている。特に「最近ラム・ダブラ入れたからな」が、気に入った。(●^o^●)
ただでもしかし,「恋って楽しいけど,愛ってツライよね…」と思いながらずっと読んでいた。人間,相手の重荷をどこまで引き受けながら生きていかなければならないのだろうか。幾度となく遭遇するどうしようもない悲劇の中で,けなげに自分ができる限りの正しい道を歩もうとする登場人物たちに切なくなった。ずっしりとお腹にくる重さを評して星4つ。
今回はマイクもハンナの捜査に目をつぶるご様子。スウェンセン家の末娘、ミッシェルもついに登場します。前作に出てきたハンナとノーマンのドリームハウスをめぐってマイクがやきもちを妬いたりハンナ自身もプロポーズされるのかしら?と思い悩んだり。ダイエットまではじめる始末。妊娠したアンドリアももちろん大活躍です。
シリーズを続けて読んでいる人ならすぐに犯人がわかってしまうとは思いますが、それでも人間関係の面白さと美味しそうなクッキーで楽しませてくれる作品です。
そんなゴダードの作品群の中でも、本書は最高傑作といってもいいのではないだろうか。心にしみる言葉と、十重二十重に張り巡らされた謎に酔うことができるだろう。
古寺案内書は数多いのですが、それらの著者はお寺側の”特別扱い”を受けている場合が多く、一般の参詣者にとって参考にならないこともある。「事前に手紙や電話で拝観をお願いし、平日の天気の良い日に訪ねるとよい」――といった具合に、著者の体験に基づいてお寺参りの初心者の不安を解消してくれます。
そんな中、図書館に行くと絶対真っ先に行く著者名Mのコーナー(宮部みゆきも好きなので)でまだ読んでない、やった!と思って手にとったZOKU。爆笑でした。なんていうか・・・正に、私にとってつぼ。そこここに散らばってるジョークがおかしくておかしくて、いつものことなんだけど、家族がテレビ観てても本読み出したら耳にも入らない私は、いきなり声をあげて大爆笑して、シリアスな番組観てた母親をめっちゃびっくりさせたり・・・。何回くらい笑ったかなー。話も面白いんだけど、とにかく登場人物がいちいち濃くて、その会話内容やら掛け合いにホント笑わされます。私ももともと愛知県民で、「那古屋」は地元みたいなもの。犀川・萌絵シリーズでもローカルなネタにくすくす笑いはさせられていたものの、今回のシリアスな顔でさらっと言われているジョークは爆笑だった。「封印再度→-WHO INSIDE-」に何度目かの読み直しの時気づいて(遅い?)ぞくっときた私は、はー、またやられたーって感じでした。
文庫で出たらこれは買おう、と決めてた本。これは、いつもの森ミステリと雰囲気が違うし、表紙などもシリーズものと違うので、集めなきゃ!という気にさせないから。現在留学中の私は、いつも「日本に帰ったら読みたい本」リストを作ってるんだけど、これは家族に頼んで、送ってもらうつもりです。家族にはよく、「ちょっとこれ聞いて、面白いから!」とやるんだけど、これは、ほんとにさらっと笑わせてきすぎて、最初から読んでもらわないとわからないから悔しい・・・。こんなにうけたのって私だけかなあ?
クオリティは決して低くないと思う。それにしても、痛い。暗い。リアルな描写ではないのに、指先がじりじりする。衝撃で電車降り過ごしました。
こうしたミステリーに耐性のない人は読まない方がいい。あと子供にも読ませたくない。
目次ページのイラストレーションが Radiohead の "Kid A" や "Amnesiac" のジャケットを彷彿とさせたり、オースターの引用が多かったりと、本質と異なる部分で好みに合っていたので、星は多め。
「悟りの会」では麗子の心の闇も明らかになり、神郷の計画が順調に進み始めた一方、脱会カウンセラー・武石藤夫率いる「覚醒会」と「神の郷」の戦いも熾烈を極める。最後には正義が勝つと思ったのだが、やはりどんでん返しが…。しかし、出来過ぎの感がしないでもない。よって☆は4つ。
基本的には三人称の文章なのですが、随所に一人称の断片的な文章が挿入されています。それを書いているのが誰なのかという点にトリックがあるのだろうと誰もが疑うでしょうが、私は疑いを持ちながらもまんまと騙されてしまいました。伏線であるという匂いをプンプンさせておいて、それでも読者を騙し切る手腕はたいしたものです。
るのでしょうが、それが十分に紙面に反映されていません。正直、この程度のやりとりでなぜ恋愛に?といった感じです。ミステリー的にはなかなかでした。若干地味な捜査が続きますが、倒錯した世界を無理なく取り入れ、独自の作風をかもし出しています。
とまあ、序盤の話の展開は、こんな感じ。話の経糸に、取材旅行の過程で起きる不可解な事件の謎を追いかけつつ、緯糸では、浦島や羽衣といった伝説の蘊蓄を傾ける趣向になっています。そして、このからくりに潜むあるキーワードが明らかになる件りから、思いがけない方向に話が転じていく終盤と、読み始めたら止まらない面白さ。 また、「ああ、あの時の描写には……そういう意味があったのか」と、後になって思い出される何てことない場面での、用意周到な伏線の張り方。なるほどなあ、巧いもんだなあと、ミステリーを読む醍醐味を堪能しました。
さらに、事件の渦中で伊勢がシャーロック・ホームズのことを思い浮かべる場面では、くすりとさせられました。そう言えばこの作品、あるホームズ譚と一脈通じるところがある話かなあと。そのホームズ譚のタイトルは、ぐっとこらえて言わずにおきましょう(笑)
それと、本文庫の解説は先に読まないほうがいいですよ。作品のミソと考えられる点を明かしてしまっているので。本書の趣向にあっ と言わされるためにも、作品読了後にお読みになることをお勧めします。
ラドロウの心のうちを冷めた目線で淡々と描くその筆力たるやすさまじいものがある。ラドロウの息子の過去と、犬を殺した少年とが重なり、彼を苦しめる。
「ある国の偉大さとその道徳的な発達の程度は動物の扱いによって計れる」とガンジーの言葉が引用されているが、まったくその通りだと思う。孤独な復讐は悲惨な結末を迎えるが、それでもラドロウは生きる。人物描写の細かさ、ぐいぐいと読者を引き込む筆力に圧倒された。
閑話休題。濃い面子がますます終結している。読んでいると荒木飛呂彦の『スタンド使いはひきあうんだよ』というコトバが頭をよぎって苦笑してしまう。ホントにスタンド使いみたいな面子ばかりだ。(●^o^●)
本書は国内外の短編小説に阿刀田氏独自の切り口で迫っています。その独自の切り口とは、短編小説を作者がどう書いたかというものです。もちろん阿刀田氏の予測のなのですが、本書を読んだことによって、知って