|
[ 2008/08/20 20:48 ]
|
トラックバック(-) |
コメント(-)
 | 『太宰治 (第7号)』 洋々社 price : ¥1,223 release : 1991/06

|
|
ハーンが日本をこれほど深く理解し得た三要素など
この本を読んで、霊界をも含めて古来の日本と日本人をこれほど深く理解し愛した外国人がいただろうか、と思う。工藤さんは、そうなった要素を三つ指摘する。すなわち、「アメリカ人としての常識、文化、教養」、セツをはじめとした家族、そして14年5ヶ月の日本での生活における「七割くらいの幸せと三割くらいの不幸の調合」。この本を読んで、発展が頭打ちの日本がこの100年余りに失ったものの大きさを思う方は多いのではないか。また、細かなことかも知れないが、日本でのハーンが淋しさを漂わせている、と私は思う。それに関し工藤さんは、「ハーンは無意識に横浜で自分の過去を清算していたのかも知れない。」という。 こんな風に、この本を読んで、日本におけるハーンを工藤さんの生き生きした描写を通じてたどることができ、楽しい時をもつことができる。 しかし、工藤さんのハーン3部作(この本はその最後)を通して読んではじめて得られることも多い。例えば、ハーンの生涯を貫く「心の痛みと、それ故のやさしさ」。また、ハーンにはどこにいても心の支えになる女性がいたこと、すなわち、ヨーロッパでの母親ローザ、アメリカ以後のエリザベス・ビスランド、日本におけるセツ。つまり、女性の地位はともかくとして女性の役割が国や時を越えて大きいことの一端か。さらには、ハーンが当時としては桁違いにグローバルな人間だったこと、等々。日常にかまけていては考えにくい多事を楽しみながら考えさせられてしまった。没後100年を機にハーンのおもだった作品と、できれば工藤さんのハーン3部作を通してお読みになることをお薦めします。
|
|
リストラに負けない本
私は現在サラリーマンをしている。 しかし、いつかは独立して自分の会社を持ちたいと 心密かに思っている。 しかし、なかなか準備が進まず計画は延ばし延ばしになっている。 そんなとき、この本に出会った。 22人の起業家たちの話を読んで俺でも何とかなる、やればやれる という思いが体の中から沸いてきた。評論家の指南書ではなく、実体験に基づいた本音の言葉が この本の中に満ちあふれている。 私は、起業目指す人たちのみならず、リストラに立ち向かう 多くのサラリーマンに読んで欲しい。 リストラに負けずに俺でもいつかは独立するぞという気構えで 自分を切り開いていけると心強く思えた。
|
|
東北のある一大地主としての津島家
本書は太宰の生家、大地主であった津島家を等身大に描こうとしている。 太宰に終生付き纏った大地主の子息という出自。。当然のことながら太宰文学に大きな影響を及ぼしていることは奥野健男氏はじめ多くの方々の指摘されるところである。 太宰の生家津島家には250町歩の田地を所有し300人の小作人がいた。関東、東海、関西などでは10町歩を越えれば大地主といわれたことを考えれば津島家がいかに大規模な地主であったがわかる。しかし津軽地方には津島家を凌ぐ大地主がさらに数軒存在しており、最大のものは600町歩を越えていた。津軽のみならず東北地方にはこうした巨大地主が多く存在した(1000町歩を超えるものもあった)。冷夏、天候不順による不作で抵当に入れていた田地が地主にながれる、、地主は益々肥大化する。。こうした富の集積のメカニズムがかつての東北地方には宿命的に存在した。この点に関連して鎌田氏は宮沢賢治の岩手花巻の宮沢家についても触れている。 本著は太宰のバックグラウンドを知るうえで大変有用な好著である。同様の書物にちくま学芸文庫の「津島家の人びと」がある。両者とも読む価値の十分にある好著である。昭和初期に吹き荒れたマルキシズムの嵐の中、太宰が恐れた悪徳地主の姿はここには見えてこない。大地主津島家を成立させた要因はかつての東北地方に存在した富の集積の宿命的なメカニズムとそれを察知していた津島家代々の才覚だけである。
|
|
【商品詳細】
カーリー・フィオリーナは、アメリカ企業の世界において、最も多く羨望のまなざしを浴びると同時に最も中傷された女性である。シリコンバレー誕生のきっかけを作った伝説的なヒューレット・パッカード(HP)を経営するために1999年に白羽の矢が立ったとき、彼女は就任早々から大きな改革を公約した。彼女はエンジニア重視だった会社にあってマーケティングの天才、質素であることを説く文化にあって突然あらわれた有名人、そして、最も女性差別が厳しい業界にあって女性だった。 純粋主義者が彼女を憎んだのも無理はない。だが、過去20年間、彼女は常に否定的な声に打ち勝ってきた。そして、HPでは、彼女は反する2つの文化を結びつけ、ほんとうの意味でのHPスタイル ―― 創業者のビル・ヒューレットとデービッド・パッカードの古い価値観 ―― を守りながら、このハイテク業界の先駆的な企業をつくりなおそうとしたのだ。彼女の熱い新しいスタイルは「完璧」になると思われた。 カーリーは成し遂げたのだろうか。行き詰まりの状態にあるこの緊張感の中で支持者も敵も同じ質問を投げかけた。2001年HPの共同創設者の息子であるウォルター・ヒューレットと、会社の運命、そして宿敵コンパックコンピュータとの合併プランについて激しくぶつかった。その後数か月の間、フィオリーナとヒューレットは、役員室で、メディアで、そして最終的には法廷でぶつかった。その闘いは、一方がもう片方を完全にたたきのめすまで続いた。 このすばらしい人間ドラマを、ジョージ・アンダースは誰よりも詳しい情報源によって、新聞より詳しく描き出している。彼は、フィオリーナが世間で見られている以上に勇気があるのと同時に傷つきやすいことを明らかしている。そして、アイダホ出身のパワフルな「世捨て人」が演じた役割 ―― 新旧の時代に橋を架けることのできた唯一の人材であること ―― を明らかにした。(Book Description)
企業の買収劇の裏側の物語
企業買収の舞台裏でこんなに凄まじい攻防戦が行われているのだと驚く。これは普通に生きている私たちが知りようのないビジネスの世界である。この一大買収劇は一人の女性の決断と姿勢が源となっておこる。批判されぼろぼろになりながらも一つ一つ実行していく彼女の意思の強さと行動力はただ乾杯!私はシリコンバレーに行く飛行機の中でこれを読んだのでひたすら大興奮であった。そしてビジネスクラスだったからか隣に座っていた人が偶然コンパックの重役であった。読み終わった後彼女の評価について盛り上がった。 彼いわく「この買収劇によって何を得たのかというと疑問が残る。企業文化が破壊され新たなものは創造されたのだろうか。」と言っていた。そこらへんは読者である私たちが丁寧にニュースを追っていくしかないであろう。このフィオリーナさん、かつて彼女は秘書をしていた時代もあるという。人生を丁寧に一歩一歩つみ重ねて行けばこのような地位に着くこともあるという生き方本としても良書。
|
|
 | 『鬼と鹿と宮沢賢治』 集英社 price : ¥735 release : 2000/06

|
|
 | 『泉鏡花』 河出書房新社 price : ¥1,223 release : 1991/11

|
|
 | 『芥川龍之介』 現代書館 price : ¥1,260 release : 1989/10

|
|
 | 『エドワード三世』 白水社 price : ¥2,100 release : 2004/12/20

|
|
 | 『泉鏡花』 清水書院 price : ¥714 release : 1966/09

|
|
トヨタ哲学がよくわかる。
今日のトヨタ隆盛の原点は、一貫した経営理念とリーダーシップにあることが強く印象付けられた。その素顔が大変勉強になった。
|
|
 | 『蕪村俳句集』 岩波書店 price : ¥1,260 release : 1991/01

|
|
ホリエモンが分かる本
ブログの「社長日記」をそのまま本にしたものです。だから読みやすい。難しいことは書いてありません。彼の行動・思考日記みたいなものですから、ライフスタイルが良く分かります。TVでの発言や印象だけではなく、彼の考えていること、彼自身がどんな人間なのか、ちょっと分かる気がしました。好き嫌い以前に知る価値はあるかなと思います。 これからは、彼のような若い日本人が増えて来るのだろうなと思いました。
|
|
ガードが甘すぎる
本書は、『源氏物語』や『徒然草』等の古典文学が漱石・鴎外等の明治文学の中にどのように立ち現れてくるかを論じた本である。古典の影響を近代文学に探るという着眼点はいい。しかし内容について言えば、学術的な書にしてはガードが甘すぎるの一言につきる。たとえば、源氏物語と漱石の作品にちょっとでも類似した点があれば、漱石が源氏物語を踏まえたという希望的観測に基づいて論を進めてしまう。万事が同じ調子で、影響関係の検証がとにかく甘すぎるのだ。 帯に「気鋭の文学探偵」とあったが、この程度で気鋭を名乗られては、まともな研究者に対して失礼というものだろう。それともこの本はあくまで「推理」であって「研究」ではないということだろうか。それならばまだ納得できるのだが。
|
|
日本のものづくり
三鷹光器は望遠鏡で日本では有名だ。 北海道では三鷹以外の望遠鏡は作動しないとまで言われるほどだ。 この三鷹のカメラがスペースシャトルにも搭載されている。 従業員30人の小さな町工場のユニークな社長のものづくり。 ただただ利用者の立場でものを作る。最後に書いてある太陽光だけで 発電やゴミ焼却を行うシステムがこの会社で完成すればどの町にも 三鷹の機械が行き渡るのかもしれない。 人が必要とするから作る頭が下がる思いだ。
|
|
時代を見据える本
本書では、堀江氏を信長に、三木谷氏を秀吉に、孫氏を家康になぞらえるという、画期的な試みがなされている。 単に名だたる戦国武将と現代のビジネス社会で戦う社長たちを対比しただけでなく、戦国時代の史実に至るまで、最先端ビジネス用語を用いて解説している点が興味深い。 また、堀江氏、三木谷氏、孫氏がこれまでに行ってきた経営手法の理解やマスコミで取りざたされている様々な事件の謎解きにも役立つ。 ビジネスフィールドの共通性ゆえに、この3者はこれからも常に三つ巴の戦いが繰り広げられることになるのだろう。 一般向けの本だが、日本的経営パラダイムから企業価値経営パラダイムへの転換など、著者の学者としての鋭い洞察力も窺える。 これからの時代を見据えるための有益な一冊と言えるのではないか。
|
|
ホリエモン入門書
本の表紙を眺めて、反ホリエモン本と勘違いしまして、手に取った次第です。ホリエモン本は結構読んでます。ビジネスの参考になります。本書はホリエ本の引用が多いが、著者は現在に必要な人材こそホリエモンタイプとホリエモンを高く評価してます。ホリエモン入門書としてわかりやすい内容の著作と思います。
|
|
 | 『一葉文学の研究』 岩波書店 price : ¥8,190 release : 2006/03

|
|
天才は天才を知る&類は友を呼ぶ・・・のかな?
以前TVに出演されていた黒木氏が盛田氏の活躍や魅力を自分のことのように嬉しそうに話をされているのを見て、TVを通してでも黒木氏自体の頭の切れや魅力にあふれていらっしゃる様子が伝わるのに、その人がそれほどまでに惚れ込まれている盛田氏とはどんな人なのか?と興味を持って読んだ本。 黒木氏が人間的魅力あふれ器の大きな盛田氏と出会い、内に持っていた能力を最大限に発揮する場を得ることができて、生き生きとソニーで仕事をされていたのが良く伝わってきました。井深氏と盛田氏の絶妙のバランスやエピソードも大変ほほえましくて楽しく、ライバルだったと言われる松下氏との関係も盛田氏のすぐ側にいた人ならではの視点で書かれているので興味深いです。 筆者の黒木氏は盛田氏のいたソニーだったからこそ、その能力を伸ばす場を次々に得られ存分に活躍された方で、もし同じ時代に他の会社に中途採用されていたら、その個性と能力をこれほどまでに開花できていたのか?と言われたらNoのような気がします。 この本を読めば読むほど盛田氏の人間の器の大きさを感じ、そんな人と出会えた人の幸運を感じずにはいられない本です。
|
|
 | 『森鴎外研究〈10〉』 和泉書院 price : ¥5,250 release : 2004/10

|
|
ガイドブック
サン・テグジュペリ関連の副読書として、出来は大変に良い。これ1冊では単なる“彼の紹介”にすぎないが、サン・テグジュペリの著作にふれた後で手にすれば、彼の世界をひろげてくれるよき1冊となってくれるだろう。
|
|
 | 『ゲーテの言葉』 彌生書房 price : ¥1,365 release : 1997/04

|
|
 | 『芥川龍之介を読む』 笠間書院 price : ¥1,050 release : 2003/06

|
|
 | 『森鴎外の系族』 岩波書店 price : ¥798 release : 2001/04

|
|
 | 『人生死ぬまで挑戦だ』 東京新聞出版局 price : ¥1,264 release : 1989/07

|
|
人生の知恵シリーズは良い。
サン・テグジュぺリの言葉には、普段忘れかけていた 大事な物があることを知らされる。
|
|
 | 『滞欧日記』 河出書房新社 price : ¥2,447 release : 1993/02

|
|
新しい文学観です
「告白」という観点から文学作品を検証するという手法は斬新です。今までの文学研究にはなかったスタイルです。著者の伊藤氏は『群像』新人賞の評論部門で、本年度新人賞を受賞した若手研究者です。今後が期待されます。
|
|
夢に向かって
フリーターを強烈に批判し、ビジョンをもってポジティブに生きる姿勢を勧める本。 大変読みやすいが、NOVA社長が初めて書いた本であり、もう少し実体験を交えた骨太な内容を期待していただけにちょっと物足りなさも感じた。
|
|
作品のエロスと自己のエロス
作家が作品を一作一作創るごとに作家自身が変る、つまり成長するということはつとに知られているところだが、三島ほどそれが顕著な作家はないだろう。書くという行為は、ザイン、つまり現実の自己を、ゾルレン、つまりあらねばならない自己へと改変する行為であり、三島ほど、現状の生の不如意を、作品を書くという行為を通じて理念へと強烈に、徹底的に克服し突き進んだ作家もまたないだろう。しかるに作品とは自己改変の軌跡だと呼べるかもしれない。著者松本徹氏はエロスという自己と自己、自己と他者という関係から作品および実生活を読み解こうという眼差しを維持することによって、その軌跡の解明はすぐれて首尾一貫し明晰なものとなっている。エロスをあくまで創作の核に置いているのだが、それは精神分析学的なあるいは病理学的な側面から三島の作品を分析するというのではなくて、あくまで作品に現れたエロスをつぶさに丹念に読み解くという本来の読―解という姿勢から当然に帰結する解明と言っていい。その流れは、解釈は自然でいっさいを病理学的に還元して三島の作品を了解してしまうような歪なものではない。性的不能から同性愛、さらにそれを克服して他性愛というか本来の異性愛に至り、そうした自己のエロスを、作品を創作することによって改造していく過程が詳細に論じられるダイナミズムは読者を魅了する。やがて自死に至るまで三島の言う「パン・エロティシズム」が敷衍されてゆく。流布されているような精神の肉体に対する不死ではなく、肉体の精神に対する不死こそが逆説的に三島の自決を如実に誠実に物語っているのだ。つまり性というくびきから解放された生の奔放な横溢が無条件に肯定されたのだ。だからこそ自死はむしろ生の一様態であるということもまた言いうる。否定性ではなく日本の将来の悲観ではなく、三島は日本の可能性を自死に託したのだと。
|
|
 | 『松本清張の世界』 文藝春秋 price : ¥940 release : 2003/03

|
|
好きだということ。それに根を詰める
仕事が好き。それに情熱を注ぐ。ただこれだけなのに、それができない人は普通の人。そうでなく、やり続ける人が成功者。
|
|
 | 『上場させる「組織と人材」』 ナナ・コーポレート・コミュニケーション price : ¥1,575 release : 2005/04/07

|
まだまだ成長有力株
日頃、新興市場を賑わしている新興企業の歴史から、創業者の理念とビジョンが簡潔に紹介されていました。まだまだ成長路線と感じられましたので、注目銘柄に登録させて頂きました。
|
|
 | 『一葉語録』 岩波書店 price : ¥1,050 release : 2004/07

|
|
 | 『 |
|
| |