Author:店長 グローバル・ブックスへようこそ!店長の阿南です。
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潼関の戦い以降、馬超はどんどん沈んでいって、曹操への執着で何とか立っています。一見まともにも見えるんですけど、でも何か病んでるよね…という感じ。入蜀しても、劉備や関羽(一度も会ってないけど)、張飛、趙雲たちの絆についていけなかったり…。馬超の胸の痛みがヒシヒシと伝わってきました。
あとがきに「馬超にとって、蜀に降った事こそが不幸」と書かれていて、(あー、確かにそうかも…)って思いました。
面白くて一気読みしてしまいました。この人が書く馬超をもっと見たかったです。
これまで読んできた新野剛志作品は、人間関係であったりが複雑であり、それが複雑過ぎて人工的な感じが多くしてしまったのだが、今作は(多少はあるものの)そういうのが大分解消され、読了語後の不満点はあまりなかった。奇妙なアルバイトから始まる脇坂と、彼が密かに思いを寄せる従姉妹・朝子の逃亡劇。なんとなく見えるようでいて、なかなか見えてこないままに進展して行く事態。私自身がこれまで感じていた、不満点が大分解消されている、ということもあってか素直に楽しめた。まぁ、ちょっと格好つけ過ぎかな? と思うところが無いでもないのだが、私がこれまで読んできた新野剛志の作品(『八月のマルクス』『もう君を探さない』と今作の3作品)の中では、今作がベストだと思う。
この本は私の大好きなこの言葉たちを思い出させてくれました。
読んでいて陸遜の誠実さと優秀さは伝わった。しかし彼の63年の生涯を一冊でまとめたのには、無理があったのでは。まるで、ダイジェスト版を読んでいるようだった。
特に晩年の、孫権の相続争いについてはもっと細かく書いて良かったのでは。ご存知の通り、呉では孫権の跡目をめぐって皇太子孫和とその弟の孫覇が激しく争った。これを年表によれば、二宮の乱と言うらしいが、陸遜はこの時皇太子孫和を指示し、皇太子との立場の違いをはっきりさせない孫権を非難、結果孫権の怒りを買って度々叱責され、憤死したのである。つまりこの二宮の乱は、陸遜の最期を決定づけたものなのである。もっと細かく書いて欲しかった。
あと、系図を付けて欲しかった。血族結婚が多いので、系図があるとわかりやすい。
だがこの作品は違う。罠に奇襲は当たり前、相手をいかに騙しハメるかが生死の境目。手の内が知れれない敵に油断する、多数に囲まれる、不用意な単独行動は即死に繋がる。しかし攻めなければ相手が攻めてくるし、リスクを伴なう行動をとらなければ目立つ戦果は得られない。得たとしても退き際を見極めないと殺される。
そこには、功労と実力証明を望む欲望、一人と油断と無謀は瞬殺されるというリアル、絶対権力により押し潰され、けれどそれでも愛しく切ない想いがある。それはある種、現実という平和主義を謳い文句にする競争社会に生きる我々に対する教訓のように思えてしまう。
この作品は最高のエンターテイメントのひとつである。それだけは断言できる一冊だ。
毒をのまされて死にそうになる。周りは死んだと思って葬式を始める。その葬式の最中に目覚めて、周りを驚かせる。そして、”死んだまま”にしておく。この”死計”は最高だ。
ウジュを、お尻にしいて殺す。最後の戦いでは、敵将を怒り死にさせる。
そして、牛皐は笑い死にする。
こんな、愛僑たっぷりの人物にはなかなか出会えない。岳家軍の再興とともに、この英雄の生き様も楽しめます。
内容ですが最後の方にいくにつれ近藤勇は誇りと義を大切に生き、歳三は最後まで抵抗して戦う事を決意して生きていき。。。。。新撰組結成当初の8人はそれぞれ道が違ってもいつまでも大事な友という近藤勇の気持ちにとても共感がもてました。(去年放送された某番組の近藤さんそのものです)
あと最後、近藤勇が連行されていくとき野村がどうしても一緒に行きたいと懇願した時に言った台詞”俺と相馬は互いが半身のような親友です。俺が局長についていき相馬が最後まで副長に従うと”互いが互いを想い身を捨ててまで守ろうとする歳三と近藤。それと合わせるかのようにそれぞれが大事な二人を命をかけて守ろうとする野村と相馬。凄くかっこいいと同時にそういう男同士の友情がいいなぁと思いました。
最終章はいただけない。作者の気持ちは良く分かる。アイヌのその後の運命を考えるとああいう終わり方にしたい気持ちも良く分かる。しかしせっかくつくってきたキャラを壊すようなことは良くない。あの思慮深いツキノエが、ハルフナリが、あそこまで無気力になるだろうか。物語に決着をつけるために作者が物語を「作為的」に作ったのだ、もちろん小説だから物語は作るのだか、「自然でない」と私は思うのである。 ただ、この物語には一度も登場しないが、この物語を規定している人物を配置するというのはなかなか面白い趣向である。老中松平定信の「日本国」論。もっとも彼の構想はさながら現代日本の官僚の作文のように思えて仕方ないのは私だけだろうか。
優秀でよく働き、なんでもそつなくこなすスマートさを持ち合わせ、報酬もかなりもらっていた。出自も立派だし、信長の娘を嫁にしている。まったく、天下をとっても全然おかしくない人物。
しかし、人を押しのける図々しさを持ち合わせなかったためか、あるいは、それを表に出すことを恥としたためか、その時々の有力者のために一生懸命働き、結局、働きすぎで若くして過労死。さらに、その「そつのなさ」が裏目に出て、あまり人々の印象に残らず、忘れ去られてしまった、といったところか...
名声を極める岳飛軍。しかし、そんな時にこそ、内部の妬みに注意しなければいけない。
ウジュの脅威が去り、岳飛が邪魔になってきた朝廷。
そして、ウジュはまだ死んでいない。ハミツーに負けた理由を聞く。
「貴方が奸臣を嫌うからだ。もっと彼らを重用しなければいけない」ハミツーはそう指摘した。
そして、岳飛を殺す策を提案する。宋の王宮にスパイを送り込む。
岳飛の身に危険が近づく第3巻。